岐阜県の仏壇引越しと家族の物語|仏壇旅コラム

日本全国でご家族の想いや歴史に触れながら巡る心の旅。ご先祖様のお引越しのお手伝い。仏壇引っ越し・移動専門『仏壇旅お守り便』の原田です
岐阜の仏壇引越しと文化|囲炉裏と暮らす祈りのかたち【仏壇旅コラム】

【岐阜での仏壇引越し・移動】
仏壇引越しと文化〜山あいのまちで、静かに受け継がれる“ぬくもりの祈り”〜
はじめに|岐阜の“地に足のついた”祈りのかたち
岐阜県といえば、白川郷や高山など、古き良き日本の風景が残る場所。
その土地に根ざした暮らしの中には、仏壇やご先祖さまとの向き合い方にも独特のあたたかさがあります。
今回は、そんな岐阜の仏壇引越しを通して見えてきた“祈りのかたち”を、旅コラム風にお届けします。
1|高山市の古民家で出会った“囲炉裏のとなりの仏壇”
高山市の山あいにあるお宅で仏壇の引越し作業をしていたときのこと。
畳の部屋に入ると、囲炉裏のそばに美しく手入れされた仏壇がありました。
「昔は毎晩ここで火ぃ焚いて、ご先祖さんと晩ごはん食べとるような気がしてなぁ」
と語ってくれたのは、80代のおじいちゃん。
冬の寒さが厳しい地域だからこそ、火のぬくもりとともに祈りが息づいている。
まさに「暮らしの中に祈りがある」と感じたひとときでした。
2|美濃加茂市で見つけた“世代を超える教え”
別の現場、美濃加茂市では、小学生のお孫さんが仏壇の前にちょこんと座り、
「これ、ばーちゃんが教えてくれた“ありがとうの場所”なんやよ」
と、にっこり。
その隣で、おばあちゃんは優しくほほえみながらこう続けました。
「毎日手ぇ合わせとると、自然と心が整うんやさ」
信仰というより、生活の一部として、仏壇の前に座る時間が自然に根づいている様子が印象的でした。
3|下呂温泉の町で感じた“祈りと癒しの共存”
有名な温泉地・下呂でも仏壇引越しをお手伝いする機会がありました。
引越し作業の合間、家のご主人がぽつり。
「温泉も、仏壇も、心と体をあっためてくれる大事な存在なんやわ」
湯けむりの立ちのぼる町で、身体だけじゃなく心もほぐす——
そんな“癒しと祈り”の共存が、岐阜らしいなと感じました。
まとめ|岐阜の祈りは、暮らしとともにある
古民家、囲炉裏、湯けむり、そして素朴な人のぬくもり。
岐阜県には、日々の暮らしの中でごく自然にご先祖を敬う文化が根付いています。
仏壇引越しの現場で出会ったたくさんの人の言葉や笑顔から、
“静かに、でもしっかりと続いていく祈りのかたち”を感じました。
旅で訪れるときは、景観や温泉だけでなく、
土地にしみ込んだ“あたたかい祈り”にも目を向けてみてください。
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