【仏壇引越しの感動エピソード】「手を合わせてたら、孫がぽつり… 涙腺崩壊の一言」

日本全国でご家族の想いや歴史に触れながら巡る心の旅。ご先祖様のお引越しのお手伝い。仏壇引っ越し・移動専門『仏壇旅お守り便』の原田です
先日、あるご家庭のお仏壇引越しのお手伝いに伺ったときのことです。
引越し先は、新築の洋風住宅。そこには、ご年配のおばあちゃんとその娘さん家族が暮らしていました。
次のお家は仏間がないんだけど「お仏壇だけはどうしても持っていきたい」と話すおばあちゃんの姿に、胸を打たれたのを覚えています。
おじいちゃんも、いっしょにお引越し
作業が終わり、お仏壇をリビングの隅に据えると
柔らかな陽射しが差し込むその場所は、まるでここが本来の居場所だったかのように、すっと馴染んでいました。
おばあちゃんは静かに手を合わせ、目を閉じました。
その横で、5歳くらいのお孫さんが、少し不思議そうに仏壇を見つめていて
そしてー
「ここに じいじ いるんやろ?だから、ばあば泣いてないんやな」
その言葉に、おばあちゃんはふっと笑い、目頭を押さえました。
「そうやね。じいじ、ちゃんとおるよ。新しいおうちにもちゃんと連れてきたから」
その場にいた私たちも自然と黙って見守ってて、誰もがその空気の温かさに包まれていました。
ただの「家具」ではない、お仏壇の重み
この仕事をしていると、何度も感じます。
仏壇とは、ただの「家具」ではないということ。
そこには家族の歴史や、語りきれない想いが込められていて、日々の中では忘れがちな人とのつながりや、命のつながりを思い出させてくれる―そんな存在です。
そして時代が変わっても、お仏壇の前で手を合わせるという習慣は、確かに受け継がれてます。
子どもたちはちゃんと見ている
「仏壇なんて、今の若い人はもう持たないでしょ?」
そんな声を聞くこともあります。
でも、現場に立っていると、それがすべてではないことに気づきます。
今回のお孫さんのように小さな子どもたちも、大人が手を合わせる姿を見て何かを感じてたり、仏壇が家にあるだけで家族の会話が増えたり、亡き人を思い出す時間が自然に生まれることもあります。
「じいじがここにいる」安心感
後日、お電話をした時に娘さんがぽつりとこんなことを言ってくれました。
「実は子どもが夜、ひとりで寝るのが苦手だったんです。でも、じいじがここにいるから大丈夫って、昨日から自分の部屋で寝るようになって…不思議ですね」
お仏壇は、家族の心の拠り所。
ときに小さな子どもにとっても、「見えない安心」を与える存在になってました。
形を変えても、想いは受け継がれる
最近は、コンパクト仏壇やモダン仏壇を選ぶ方も増えてきました。「場所を取らない」「今の家に合うデザイン」といった理由もあります。
けれど、大切なのは大きさや形ではありません。
どんな形でも、“手を合わせる場所”があること―
そして“想いを受け継ぐ気持ち”が、そこにあること。
それさえあれば、どんな時代でも、仏壇は家族の絆をつなぐ存在であり続けます。
仏壇を運ぶこと、それは「想い」を届けること
私たち仏壇引越しの職人は、単に荷物を運んでいるわけではなく、それぞれのご家族にとっての、大切な記憶、想い、絆―それを、丁寧に、新しい場所へ届ける仕事です。
お仏壇を前に、ふとこぼれる子どもの一言や、ご家族の笑顔、静かな涙。
そのすべてが、私たちの心にも残っていきます。
これからも、そんな「想い」を運ぶ仕事を、誇りをもって続けていきたいと思います。

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