愛知県の仏壇引越しと家族の物語｜仏壇旅コラム

お仏壇の移動、引っ越し、仏壇旅日記。ご先祖様のお引っ越しをお手伝いしながら巡る心の旅の記録

　
日本全国でご家族の想いや歴史に触れながら巡る心の旅。ご先祖様のお引越しのお手伝い。仏壇引っ越し・移動専門『仏壇旅お守り便』の原田です

　

愛知の仏壇引越しで感じた“ものづくり”の魂と祈りの心｜職人の町に息づく、静かな想い

【公式】愛知県の観光サイト Aichi Now

【愛知での仏壇引越し・移動】
仏壇引越しと文化～職人の町に息づく、“静かな祈り”のかたち～

🛠️ はじめに｜“ものづくりの町”に根づく祈りの心

愛知といえば、自動車、陶器、織物など、ものづくりのイメージが強い土地。
でも実は、その職人気質は「仏壇」や「祈りの文化」にも深くつながっているんです。
今回は愛知県での仏壇引越しを通して見えた、“技”と“想い”が重なる風景を旅コラム風にお届けします。

🏺 1｜瀬戸の陶器工房の一角で

瀬戸市にある陶器職人のご家庭で、仏壇引越しのご依頼を受けました。
木製の仏壇と並んで、小さな手作りの陶器製の仏具がいくつも置かれていて——

「うちの仏具は、全部自分で焼いたんだわ。
ご先祖さんに“ありがとう”って気持ちが入っとるもんで」

使い込まれた仏具には、日々の感謝と祈りが宿っているようでした。
“手仕事”の延長にある祈り。それがとても愛知らしいなと感じました。

🧓 2｜名古屋の町家で出会った“引き継ぐ想い”

名古屋市の古い町家で仏壇引越しを行った際、80代のおばあちゃんが笑いながら言いました。

「うちはねぇ、仏壇も箪笥も“お嫁入り道具”みたいなもんだったのよ。それを今の子に、ちゃんと渡しとかにゃ」

引越し先でその仏壇を見たお孫さんが、そっと手を合わせていたのが印象的でした。
“モノ”に想いを乗せてつなぐ文化。それがここにも息づいていました。

🧵 3｜西尾市の和紙職人と仏壇

西尾市では、仏壇の裏に貼られた和紙が話題になりました。
風合いのある手漉き和紙が使われていて、お客様が教えてくれました。

「これはね、西尾の知り合いに漉いてもらった和紙なの。裏にも手を抜かんのが“うちら流”よ」

一見見えないところにまで宿る丁寧さ。
愛知の人たちの“美意識”と“まごころ”を感じました。

📝 まとめ｜“技”と“祈り”が共にある愛知の仏壇文化

表に見える技術だけでなく、その裏側にある心配りや想い——
それこそが、愛知の人たちが仏壇に込める“祈り”のかたちだと感じました。

仏壇引越しを通して触れたのは、“暮らし”と“ものづくり”が調和する風景。
次に愛知を訪れるときは、城や味噌カツだけでなく、
「手仕事から生まれた祈りの空気」にも目を向けてみてください。