【仏壇移動・引越し】東京都港区から北海道苫小牧市への仏壇旅

日本全国でご家族の想いや歴史に触れながら巡る心の旅。ご先祖様のお引っ越しのお手伝い。仏壇引っ越し・移動専門『仏壇旅お守り便』の原田です。
今回は東京都港区から、北海道苫小牧市への仏壇引っ越し・移動のご依頼をいただきました。
お客様とお仏壇に会える事を楽しみに、まずは東京都世田谷区のお客様宅に向かいます。
この度のご先祖様の旅路
東京都港区を出発→首都11号台場線→首都都心環状線→首都6号向島線→首都中央環状線→首都6号三郷線→常磐自動車道→北関東自動車道→東水戸道路→大洗港フェリーターミナル(茨城県)→(フェリーは時速44kmで航海)→苫小牧西港フェリーターミナル(北海道)を経て、北海道苫小牧市へ約20時間30分、880kmの長旅です。
こちらは移動前の東京都港区のお客様宅のお仏壇です。常にお手入れもされており、とても綺麗なお仏壇です。

長距離移動なので扉や装飾を分解し、長時間の揺れ、振動に耐えれる最適な状態で梱包を行い、仏具や電装品も個別で梱包し、細心の注意を払って大切に積み込みます。
職人二人体制で、運転交代、休憩、梱包状態の確認をしながら、揺れや振動に最大限に気を配り安全運転で茨城県の大洗港フェリーターミナルへ向かいます
フジテレビ本社の前を通って首都高速、首都11号台場線に乗ります。

首都高速はやはり渋滞です。


茨城県の大洗港に到着しました。乗船手続きを済ませ車に乗って乗船です。

さあ出発です!!出港時には日も暮れて大洗港や街の夜景が綺麗です。

これから太平洋の黒潮に沿って北上し、時速44kmで19時間かけて北海道苫小牧港に向かいます。
沖に出ると電波は届かず携帯は使えませんが、レストランやショップ、サウナ、浴室などのパブリックスペースは充実しているので、十分にリラックスして疲れを癒すことが出来ます。
翌日、天気が良かったのでデッキに出ました。見渡す限り海!風はひんやりしますが最高に気持ちがいいですね。ご先祖様方もこの景観を楽しんでいただいてる事を願ってます。

北海道苫小牧港に到着しました。港からは苫小牧市の北西部に位置する活火山「樽前山」が見えます。苫小牧市公式HP、樽前山/苫小牧市観光情報

樽前山(たるまえさん)は、北海道の道央地方南部にあり苫小牧市の北西部に位置する活火山で日本二百名山です。標高は最高点の樽前ドームで1,041m。この樽前ドームは、立ち入り禁止となっていて火口原にある溶岩ドームで、周辺との比高は約120m、最大径は約450mです。
この日はホテルルートイン苫小牧駅前に宿泊します。明日の仏壇旅の続きに備えて準備と確認をし、しっかりと睡眠をとります。ご先祖様方もごゆっくり疲れを癒してください。

ホテルから見た苫小牧駅
ホテルルートイン苫小牧駅前公式HP
ホテルを出発しお客様宅へ向かいます。積雪対策で信号が縦で路肩も広く作られています。道路の白線が消えてたりヒビが入ってるのは雪国あるあるみたいです。

道の駅ウトナイ湖に寄り、昼食休憩と梱包チェックを行いました。シマエナガ生息で有名なウトナイ湖、一年中シマエナガを見ることができますが、この日は見る事が出来ませんでした。
道の駅 ウトナイ湖公式HP

ウトナイ湖の白樺。北海道の自然は本州と比べて一つ一つ雄大で感動します

そして東京都港区から約20時間30分、880kmの長旅を経て、北海道苫小牧市のお客様宅に到着しました。
車から慎重に仏壇を降ろし、仏間に据えさせていただき、分解していた扉を組み、仏具や電装品などを移動前と同じ場所に置かせていただきました。

旅の思い出
東京のお住まいからお仏壇が離れる時、ご依頼いただいた娘様が寂しくなると涙をこぼされてました。お仏壇の横のスペースには故人の写真を沢山フォトフレームに入れて飾っており、お忙しい方でなかなか北海道には行けないとおっしゃってましたが、これからも写真は大切にしていくと深い思いを語ってくださいました。北海道のご実家の皆様もとても暖かい方で、お仏壇もご先祖様も大切されると思います。
ご先祖様も新しいお住まいでご家族様とごゆっくりお過ごしください。長旅ではございましたが、この度の仏壇旅を楽しんでいただけたことを、心より願っております。
東京都港区S様。
この度は仏壇引っ越し、移動をご依頼いただき誠にありがとうございました。
ご先祖様も安心な仏壇移動・引っ越しは「仏壇旅お守り便にお任せください
